2014年7月11日金曜日

小学校の廊下にて…


 「あっ、まただ。いっつも笑っている…」

 巡回相談で度々訪れる小学校の廊下で、6年生がそう言いながら私とすれ違う。私はしめしめと思う。
 本人は、「笑っている」ではなく「笑顔」のつもりなのだが、まぁよしとしよう。

 学校をまわり、地域をまわり、子どもに関係する施設をいくつかまわり、そこに居るおとなの子どもへのまなざしが、見守りではなく、監視に近いことに気づいた。子どもも敏感に、自分たちが監視されていることに気づいている。そして、それが複数の場、複数のおとなの目であることに、子どもたちは何を感じているだろう。

 第三者だから、直接的な責任を持たない立場だから…と言われるのを前提に、私は子どもを「見守る目」でかかわろうと決めた。君たちのまわりには、「こんなおとなもいるよ」とわかりやすく、見えるように示したい。
 多分、監視せざるを得ないおとなもつらいはず。おこがましいけれど「あんなかかわりもできるんだ」と、ちょこっと参考にしてもらえる姿勢を子どもの現場で表現したい。

 そして、研究者としては、おとなが監視の目を向けざるを得ない背景・本質は何かを問い、対峙していきたい。

 子どもとかかわると、素直に笑顔がでちゃう。楽しくなっちゃう。嬉しくなっちゃう…。
 そんなおとなの感情をみんなで取り戻さなければ…