2016年3月10日木曜日

合理的配慮を考える研修会を開催しました


 時期は前後しますが…

 2月29日(月)、珍しく釧路地方に大雪警報が発令され、子どもたちは保護者の迎えによって下校する中、市立釧路小学校において「合理的配慮を考える」研修会を開催しました。
 校内研という位置づけでしたが、校長先生・教頭先生が他校にも呼びかけてくださり、市内の他
校の先生も複数参加してくださいました。

 冒頭の1時間程度、戸田から学校における合理的配慮についてお話をいたしました。
 以下、お話の概要です。

 ・通常学級における合理的配慮の事例紹介(導入として)

 ・合理的配慮導入の背景
   障害者権利条約の批准
   障害者差別解消法の施行
   障害の概念(定義)の変更

 ・合理的配慮の概念
   「差別」との関係
   合理的配慮の概念
   すでに実施されている配慮の事例
   基礎的環境整備との関係

 ・合理的配慮での配慮事項
   子どものアセスメントとオーダーメイド
   「個」と「集団」の関係
   本人及び保護者との合意形成
   チームとしての取り組み


 戸田のお話の後、短時間の質疑応答を行い、グループに分かれてワークショップを行いました。

 釧路小の先生に作成していただいた「創作事例」を提示し、①授業における合理的配慮、②生活面における合理的配慮を具体的に構想しました。

ワークショップの様子
 
発表

 外は猛吹雪の中、先生方は2時間にわたる研修に熱心に参加してくださいました。
 私はお話をしながら、あらためて「合理的配慮」という訳出の問題、そして保護者等との合意形成のむずかしさ等を考えていました。また、基礎的環境整備の見えなさも問題です。
 そして、私が一方的にしゃべりつづけるのではなく、参加型の研修の大切さをあらためて学びました。

 国立特別支援教育総合研究所では、モデル事例のデータベースをインターネットで公開していますが、それをどのように応用させながら、この地域で、一つひとつの学級で、オーダーメイドの配慮を作っていくかをこれからも考えつづけたいと思います。

 明日(3/11)は、市立中央小学校で同様の研修をさせていただきます。